安普請のシャワー施設
夏休みに、友達と地方へ行った時のことです。
海が近いこともあり、私たちは海水浴を楽しむことにしました。
あまり人のいない地方の閑散としたビーチで、私たちはのびのびと海を楽しむことができました。
寂れたビーチではありましたが、ちょうど皆が帰り始める時間帯。
シャワーを浴びれる場所もあまりないことから、そこそこ人が並んでいました。
シャワー場は個室形式で、空いた場所に順番に入っていきます。
順番が来た私は、ちょうど空いた右端の個室へ入りました。
見るからに安普請の、簡素な造りです。
私は水着を脱ぐと、シャワーを浴び始めました。
なにげなく足元を見ると、隣に見える足先が不自然にこちらを向いていることに気がつきました。
囲いを見ると、竹が反れていてわずかに隙間が空いていました。
その隙間から、小柄な私よりもさらに小さな男の子がこちらを覗いていることに気付きました。
水着を着け直し外に出て、また並び直したりするのも正直面倒。
友達も待たせることになるし⋯
向こうもまだ小さな子供だし、気にせず洗いきることにしました。
どうせもう見られちゃったわけだし。
囲いの下に目をやると、足もなんだか小刻みに震えているように見えます。
そして男の子の息がひと際荒くなると、ほんのりイカのような匂いも漂ってきました。